この記事では、Excelで計算などをしたときに表示される「E」の意味についてまとめておきます。
- Excelを使ってたら、「2E+14」とか「3.48E-10」なんて表記があるけどどういう意味?
なんて疑問がある方は、ぜひこの記事をご覧ください(^^ゞ
結論~「E」ってなに?~
結論からいうと、Excelでよく出力される「2E+14」とか「3.48E-10」いうような表記は、指数表記と言われています。
で、「E=×10」と思ってよいと思います。
そして、この指数表記ですが、以下の場合に用いられます。
- 極端に数字が大きい
- 極端に数字が小さい
とはいえ、この説明だけではよく分からないと思うので、具体例をみていくことにします
具体例~極端に大きい場合、小さい場合?~
ということで、指数表記には2パターンあることがわかりました。
1つは、「数字が極端に大きい時」です。
先ほどの例でいうと、「2E+14」が挙げられます。
というのも、これは、「2×1014」を意味するからです。
これを計算すると・・・・
200,000,000,000,000(200兆)です。
たしかに、極端に大きすぎます(笑)
もう1つのパターンは、「数字が極端に小さい時」です。
先ほどの例でいうと
「3.48E-10」
がそれです。
「3.48×10-10」を意味するからです。
計算すると・・・
「0.000000000348」です。
これもやりは、極端に小さい値です。
このような場合に、指数表記が用いられるようです。
指数表記が登場するシーン
ちなみに、指数表記が登場する具体的なシーンとしては、以下のように、Excelで回帰分析を実行した場合があります。

先ほど例としてあげた「3.84E-10」という値は、ここからもってきたものでした(笑)
つまり、この時に、この「3.84E-10」という表記の意味がわからないと、p値大小が確認できないので、この問題を1つの記事として取り上げることにしたわけです。
これで「3.84E-10」=「0.000000000348」とわかったので、
「p値をみれば、より詳細な判定をすることができる。p値は0に近いほどあてはまりがよいことを意味し、p<0.01のときには厳しめの基準(誤った結 果を得る確率は100回に1回未満)、0.01≦p<0.05 のときは標準的な基準(同20回に1回未満)、0.05 ≦p<0.1のときは緩めの基準(同10回に1回未満) のもとで有意であると判定でき、それぞれ「有意水準1%、5%、10%のもとで有意」のように書く。やはり読者への配慮から、係数と定数項の右肩にそれぞれ「***」、「**」、「*」をつけることが多い。もちろん、p値がこれら以外の値を示しているときは「有意でない」と判定する」
(引用:計量分析による地域政策研究のススメ,p112,左列,最終段落,1行目-右列1行目)
これで、「3.84E-10」が
p<0.01
であるとが読み取ることができるわけです。
まとめ
それでは最後に、本記事の内容をふりかえってお別れです
- Excelでよく出力される「2E+14」のような形式は「指数表記」と言われている
- 主に、「値が大きすぎる場合」や「小さすぎる場合」に用いられる表記である
- 具体的には、「2E+14」は「2×1014」を意味し、「大きすぎる場合」である。
- 一方、「3.48E-10」は「3.48×10-10」を意味し、「小さすぎる場合」だと言える。
- この読み取りができることで、回帰分析を実施した際に、p値の大小を見分けることができる。
ということなんですね~
それではまた(^^ゞ


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