この記事では、Excelを使った回帰分析のやり方を紹介します。
- SPSSを使う前にまずイメージづくりをしたい
- SPSSだとお金かかるし、大学院に足を運ぶのは時間がない
こんな方はご参考ください!(^^)!
結論~SlopeとIntercept
結論からいくと、以下2つの関数を使うことで回帰式を求めることができます。
- 傾きを求める関数=Slope
- 切片を求める関数=Intercept
今回は、「勉強時間が英語の点数の高さ」に影響を与えているという仮説に基づき、以下のデータを使って回帰分析をしてみることにします。

つまり・・・
- 勉強時間=説明変数(x)
- 英語の点数=目的変数(y)
ということです。
傾きと切片を算出するセルを作る
まずは、傾きと切片のセルを用意しましょう。
赤枠で囲った部分ですね。

SLOPE関数で、傾きを求める
次に、↓↓傾きの下セルに「=SlOPE」と入力しましょう。

続いて、目的変数である、↓↓「英語の点数」のデータ範囲を選択します。

その後、「,(カンマ)」で区切り
説明変数となる「勉強時間」のデータ範囲を選択しましょう。
↓↓

これで、「Enter」を押すと、傾きが算出されます。

今回は四捨五入して「2.93」にしておきます。
Intercept関数で切片を求める
同じ要領で、切片も求めていきましょう。
F3に「=INTERCEPT」関数を入力。

先ほど同様に、「英語の点数」のデータ範囲の選択→「,」→「勉強時間」のデータ範囲を選択→「Enter」と入力します。
すると、↓↓「50.46471」と切片が算出されました。

この結果を回帰直線に代入する
回帰直線は、「y=ax+b」という形であらわされるので、
y=2.93x+50.46
というのがこのデータの回帰直線ということになりますね(^^)
アドイン機能を使うともっと楽です
ただし、Excelのアドイン機能を使うと、実はもっと楽に分析ができます。
しかも、標準誤差や、重相関係数などまで出力してくれる便利な機能です。
↓↓こんな感じです。

統計ソフトで結果を出力するとこんな感じで出力されますが、
このやり方について知りたい方は↓↓こちらどうぞ!(^^)!
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
最後に、本記事の内容をふりかえっておわかれです(^^)/
- Excelを使って回帰分析を求めるにはSLOPEとINTERCEPTといった2つの関数を使う
- SLOPE=傾き、INTERCEPT=切片を求める関数
- ただ、実はアドイン機能を使うと詳細かつ、楽に、回帰分析を行うことができる
ということなんですね~
それではまた♪
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