この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回はロールシャッハ・テストの「体験型」に関する問題を取り上げています。
出題のポイント
ロールシャッハ・テスト「体験型」に関する問題は、臨床心理士資格試験においては、どのように出題されるのでしょうか?過去問の傾向を見ると、以下のポイントはおさえておきたいところです。
- 体験型の指標①~②
- 体験型のアセスメント
- 体験型の判別
- 体験型の計算
- 潜在的な体験型(FM+m:Fc+c+C’)の読み取り
問題~体験型の指標①~
以下の選択肢から空欄にあてはまるものを1つ選べ。
体験型は、人間運動反応と( )反応との比率を指標としている。
①動物運動
③形態
③色彩
問題~体験型の指標②~
「人間運動反応と色彩反応の比」は、現実をとらえる適切さの程度を表している。
問題~体験型のアセスメント~
体験型の特徴から、情緒障害のアセスメントを行う。
問題~体験型の判別~
◆Bさんに施行したロールシャッハ・テストから以下のように、一部結果が得られた。ここから言えることとして、適切なものはどれか?
【Bさんのスコア】
M:ΣC=4:1
①Bさんは、内向的体験型であり、より創造的な能力を備える一方で、現実に対する順応の弱さがある
②Bさんは、外拡的体験型であり、紋切り型の知能を備えるが、現実に対するよい順応が特徴である
問題~体験型の計算~
◆Dさんに、ロールシャッハ・テストを実施したところ以下のように、一部結果が得られた。
次の読み取りとして、適切なものを選びなさい。
【Dさんのスコア】
M=2, FC=2, CF=4,
【スコアの読み取り】
①Dさんの体験型は内向型である
②Dさんの体験型は外拡型である
問題~潜在的な体験型(FM+m:Fc+c+C’)の読み取り~
◆Gさんに施行したロールシャッハ・テストから以下のように、一部結果が得られた。このスコアから言えることが適切か否か答えよ。
【Gさんのスコア】
M:ΣC=0:3
FM+m:Fc+c+C’=7:8
【上記スコアから言えること】
Gさんには、自分でも認知されないような内向的傾向がある。
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