臨床心理士資格試験~2次面接の対策~

臨床心理士資格試験について

ごぶさたしてます。

クリタマ勉強部屋の管理人です。

この記事は、これから臨床心理士資格試験の2次試験を受ける方向けに残してます。

  • とりあえず1次通過したけど、面接対策ってなにすればいいの?
  • とりあえず面接準備してるけど、どんな質問されるかわからない

こんなことに困ってる方はぜひごらんください!(^^)!

試験当日の流れ2回目の面接の様子については、過去記事にまとめてますので、そちらをご覧ください。

こちらの記事は「対策」という部分に焦点をあてています。

※想定質問と受け答えの内容だけ知りたい方は、目次からこの記事の最下部にとんでください<m(__)m>

結論~面接対策のためにすべきこと~

結論からいうと、以下の4つを準備しましょう。

  1. 日本臨床心理士資格認定協会の理念に目を通す
  2. 新・臨床心理士になるためにを読み込む
  3. 資格認定協会の理念を踏まえて、質疑応答リストを作成する
  4. 応答の練習をする(できれば模擬面接をする)

ただ、やるべきことは、シンプルなのですが、がむしゃらに準備をすればいいというものでもないので、まずは、目指すべき方向性を最初に確認しておきたいと思います。

求められていること

まず、臨床心理士資格試験の2次面接で、求められている素養は以下の通りです。

ただし、新卒の場合、と社会人経験がある場合では、求められているものがやや異なると考えられます。

具体的には、社会人経験がある場合、上記に挙げた項目について求められている程度がやや高いと個人的には考えています。

では、なぜそのようにそのように考えられるのでしょうか?

それは、社会人経験のある人間が落ちすぎているというデータがあるからです。

まず、こちらをご覧ください。

このデータからわかるように、臨床心理士資格試験2次面接の合格率は、例年90%を超えています。

つまり、全体で言えば、100人に93人は受かる試験ということです。

逆に言えば、100人中7人しか落ちません。

言ってしまえば、落ちる方が難しい試験だと考えられます。

しかしながら、僕が得た10人(自分も含め)のサンプルがあります。

その内訳は、4人合格、6人不合格でした。

先ほど示したデータに照らし合わせると、合格率が40%です。

この合格率が低すぎます。

なぜか?

なぜなら、10人中7人は、社会人経験がある人間だったからだと僕は考えています。

ちなみに、受験に合格した4人の内訳は、3人が新卒、1人が社会人経験ありの人でした。

2次試験で不合格になった6人は、全員社会人です。

このデータに基づいて考えると、やはり社会人経験のある人間に対しては、求められていることが、高くなると想定されるわけです。

もちろんサンプルデータが少なすぎるということはあり得ますが、1つのデータとしてご参考ください。

あなた自身がもっているデータと照らし合わせることで、より適切な判断ができるようになることかと思います。

ほとんどの人には、合格のための面接

さて、以上の前提を踏まえたうえで、もう1つ気になることがあります。

それは、坂田先生が「ほとんどの人には合格のための面接」と言及していたことです。

この解釈は、僕も同意です。

しかし、ここで1つ問題提起があります。

ここで言っている「ほとんどの人受験者」であると考えられますが、「面接官の立場」からするとどうでしょうか?

それは、「落とす人を考えながら面接してる」であろうということです。

おそらく思う方もいるでしょう?

「いやいや、それは考えすぎじゃない?」

はたして、本当にそうでしょうか?

「じゃあ、なんでこの記事読んでの!?」

すみません

少し、とりみだしました

ですが、僕がいいたいのは↓↓こういうことなんです

(引用:キングダム24巻 第260話 武人の肉体より)

つまり、「最悪」を考えて、そうならないように努力するのが「対策」なわけです。

ここでの「最悪」は、なにか?

もちろん「不合格」でよね?

もっと言えば、100人中の7人になってしまうということです。

・・・話しをもどします。

坂田先生は、次のようにも言ってます。

これを受けて

「マジか、ワンチャンいけるっしょ」

と思って、おでかけ気分で面接に挑んではいけません。

落ちます。

僕の様に。

よく考えるとわかるのですが、そもそも、「合格のための面接」という表現が全く意味わかりません。

だってさ・・・

だとしたらさ

「そもそも、面接いらねーだろ(゚Д゚)ゴルァ!!」

って話しじゃないですか。

ということは、そこには明確にスクリーニングの意図があるでしょうよ。

そんな簡単なことに頭が回らずに、だらだらやってると、普通に不合格になるのできをつけましょう。

僕の様に😊(にっこり

では、このような前提を踏まえたうえで、2次面接の受け答えで求められていることについて話を戻します。

臨床心理士資格認定協会の理念を理解していること

これは言わずもがな、合否を決めるのが協会である以上、協会が評価基準に沿う必要があります。

では、協会の評価基準はなんでしょうか?

ホームページをみると、以下のように記載があります。

二次試験は、2名の面接委員による「口述面接試験」で、受験者を個別に時間指定して実施されます。一次試験での「多肢選択方式試験」の成績が一定の水準に達している人に対してのみ実施します。 「口述面接試験」は、単に専門知識や技術の習得度を確認するだけでなく、臨床心理士としての基本的な姿勢や態度、専門家として最低限備えておくべき人間関係能力の実際が問われます。受験者は、面接試験の場を臨床心理面接のモデル場面のようなものと考え、日頃から臨床実践での備えをしておくことが大切。この二次試験は、臨床心理士になるための資格審査試験のなかでも、とくに専門性からの必然として重要な位置にあると言えます。

〈ワンポイントアドバイス〉
「口述面接試験」は、受験者だけでなく面接試験担当者にとっても臨床心理面接技能を実地に体験する人間関係の場となります。面接試験実施者を前にした「試験」と考えて臨むよりも、クライエントを前にした「現場(実践)」との心構えで臨むことが大切です。

(引用:日本臨床心理士資格認定協会ホームページより)

以上を踏まえて、試験に挑む必要があります。

特におさえておくべきは、以下の3点のように思います。

  • 基本的な姿勢や態度ってなに?
  • 専門家として最低限備えておくべき人間関係能力
  • クライエントを前にした「現場(実践)」との心構えで臨むこと

で、もちろこれは、自分で考えることではありませんからね?

大事なのは、「臨床心理士資格認定協会」の考えにのっとっていることです。

では、1つずつみていきましょう(^ω^)

臨床心理士の基本的な姿勢や態度ってなに?

ここで、日本臨床心理士資格認定協会のホームページやら、「新・臨床心理士になるために」が活躍します。よく読んでおきましょう(=゚ω゚)ノ

「臨床心理士の視座は、個々その人の主観や語りの質や意味に注力するナラティブ・アプローチへの改めての開眼といえましょう。この眼を持った臨床心理士は、すぐれて二人称的な水平的・対等的人間関係を基本とする専門家です」

(引用:新・臨床心理士になるために令和5年版p4,6-9行目)

この説明からすると、

  1. 臨床心理士は、個々の主観や語りの質や意味に注目することが大事である
  2. それが、水平的・対等的人間関係の基盤となる

ということだと考えられますね!

では、「その視座」の質や意味とはなんなのでしょうか?

そのヒントが以下ですね。

「『診断』とは診断する人の立場から対象の特徴を評価する営みです。『査定』とは、そ査定(診断)される人の立場から特徴を評価する営為です」

(引用:新・臨床心理士になるために令和5年版p5,8-9行目)

もう1つ

「査定とは、子どもが”学校へ行きたくない”ということの特徴(個人的な意味)を、こちらの(学校の先生や父母の)一律的な価値観で決定づけるのではなく、子どもの立場で評価しようとする営みなのです」

(引用:新・臨床心理士になるために令和5年版p5,13-16行目)

つまり、「相手をみる」のではなく、「相手からみる」というスタンスが、水平的・対等的人間関係の基盤になりえるのだと考えられます。

その具体例が↓↓こちら

「たとえば子どもの家庭環境や地域環境について、”雑居ビルの林立する不健康な歓楽街に立地している・・・”と記載するのは、ひとりよがりの評価(診断)であることに気付くセンスが”査定”の営みなのです」

(引用:新・臨床心理士になるために令和5年版p5,16-18行目)

いいこと書かれてますね(笑)

「不健康な歓楽街」というのはいかにも「相手をみる」スタンスになっていそうです。

これらを理解しておくと、先ほどの3点について答えが少し具体的になってきました( ..)φメモ

  • 基本的な姿勢や態度ってなに?個々の主観や語りの質や意味に注目すること
  • 専門家として最低限備えておくべき人間関係能力水平的・対等的人間関係を築けること
  • クライエントを前にした「現場(実践)」での心構え「相手をみる」ではなく「相手からみる」

ということですね。

しかし、ここで1つ疑問があります。

それは、「クライエントを前にした「現場(実践)」との心構えで臨むこと」という部分。

これは

「は?」

です。

だってさ

「立場が逆じゃね!(゚Д゚)ゴルァ!!」

クライエントを前にするときは、基本迎える側やんけ!

って話じゃないでか?

いや、冷静に(笑)

しかし、クリタマは考えました。

「そんなことは言ってる側も重々承知しているはず。ということは、その発想がまず間違っているのでは?」

1つ考えられるのは、「クライエントを前にしたときの心構え」というのはつまり、

「相手からみる」ということでした。

そうか、「相手からみる」・・・

つまり、「試験管の立場になれ」ということか・・・

なるほど!!!!

「とはならんわw(゚Д゚)ゴルァ!!」

ということは、ここで大事なのは「水平的・対等的な人間関係」ということになるでしょうか?

だとすると、なんか、あまりにかしこまるのも違うし、お互いを尊重しあえるということなんですかね?

ちゃんと、自分の考えを相手に伝える

というのはなんかありそうですよね・・・

臨床心理士の文脈に乗っかるなら「自己一致」というのは大事ですよね。

治療者自身が感じていること、意識していること、それを表現する言葉や態度が一致していることです。治療者自身がありのままの自分になり、純粋であろうとすることで、来談者もありのままの自分になり、心を開くことができるという考え方です。

(引用:さまざまな心理療法の紹介~来談者中心療法とは?~)

ここで1つ思うことがあります。

感情制御能力はみられていたかな?

と思うことです。

その根拠がこちら↓↓

この2回目の面接で、面接官から「イライラ感情を投げ込まれていたな」ということを感じています。

もしかしたら、上記記事を読んでこう思った方もいるのかもしれません。

「面接官に対して、それはどうなの?」

わかります。

面接官っていうか、人としてどうなの?

とさえ思います。

ですが、治療者自身がそのような思いや考え(ありのままの自分)をおさえつけずに、キャッチするという姿勢はカウンセリングに求められている姿勢でしょう。

それは、「逆転移感情の利用」とか「今、ここ」を扱う話にもつながってきます。

そうすると、↓↓の答えが1つみえてきました。

〈ワンポイントアドバイス〉
「口述面接試験」は、受験者だけでなく面接試験担当者にとっても臨床心理面接技能を実地に体験する人間関係の場となります。面接試験実施者を前にした「試験」と考えて臨むよりも、クライエントを前にした「現場(実践)」との心構えで臨むことが大切です。

(引用:日本臨床心理士資格認定協会ホームページより)

「ありのままの自分」でいるということですね。

もちろん、思ったこと全部口にしてたら、絶対おちますw

が、そういうのを調整して、

どう伝えるか?

どこまで伝えるか?

どのタイミングで伝えるか?

そういう調整は、カウンセラーに必要なことだと思います。

ですので、その辺の制御能力は、2回目の面接で僕自身がみられていたポイントではないのかなと思いますね~

このような経験が、言ってしまえば以下の素養が臨床心理士試験の2次面接に求められている素養だと考える根拠です。

  1. 感情コントロール
  2. 客観視能力

「自分がイライラしているな」という感覚は、自分を客観視していないときにはわかりません。

いわば、巻き込まれている状態です。

そして、それに気づいたあとに、それをどう扱っていくか?という問題は、その感情をコントロールする必要があります。

人のせいにしてるわけではないよ

ここで1つ言っておきたいのですが、僕は1回目に落ちたことを坂田先生のせいにしてるわけではありません。

大事なので、もう1回言います。

「人のせいにしてるわけじゃないです

ヾノ´゚д゚`)チガウヨ」

ここで重要なのは、得た情報を鵜呑みにしないで、自分の頭で考えて判断をしていきましょうということです。

臨床心理士をめざすならなおさらです。

みなさん、これから事例についてのSVを受けると思うのですが、SVの先生に言われた通りにやって、うまくいかなかったとしたら、それをSVの先生のせいにするんですか?

(引用:ダイヤモンドの功罪 2巻 第5話より)

うん、わかるぞ。

地方組にとっては、不利である。

交通費やホテル代金も関東組とは比べ物にならんだろう。

愚痴の1つも吐きたくなる。

しかし、だからこそ、自分の頭で考えて、試験にのぞんでほしいというのが、ここで言いたかったことなんです(^^♪にっこり

以上を踏まえて、対策としての具体的な提案

さて、いかがでしたでしょうか?

以上、①2次試験のデータ、②資格認定協会の理念、③僕自身の経験という3点を根拠にした考察から、最後にこの記事をお読みのあなたに対策としての提案をして終わりたいと思います。

新・臨床心理士になるためにをいますぐ見返しましょう

このタイミングで買ってない人は、すぐに取り寄せましょう

もう買わない人は、資格認定協会のホームページに目を通しましょう。

このページは全部目を通しましょう。

応答例を作りましょう

自分なりに応答例を作りましょう。

新卒にしろ、社会人にしろ、自分の言葉で受け答えをすることは大事です。

それは、協会の理念に沿う・沿わないとかではなく、ちゃんと自分で考えているかどうかということが伝わるからです。

想定質問については、希望者に無料で開放してます。

必要な方は「閲覧希望」とこちらの記事にコメントしてください(^^♪

パスワードをお送りします。

※ここより先は、限定公開です。

ロールプレイをしましょう

ぶっつけ本番でうまくいくわけがありません。

応答例を作ったら、しゃべる練習をしましょう。

喋る練習は、一人でもいいですが、やはり相手がいたほうがいいです。

模擬面接を受けましょう。

選択肢の1つとして、ファイブアカデミーの模擬面接がありますね。

大学院の先生にお願いするのも1つです。

検討しましょう。

2次面接Q&Aまとめ

最後に、「応答例をじっくり作成している余裕がない」という方向けに、Q&Aリストを作成しました。

よろしければご参考ください(^^♪

内容としては以下の通りです。

  • 想定質問(実際にあった質問も含む)
  • 応答例
  • 解説

ちなみに、2次試験終了後には、アクセス権は削除されますので、必要であれば、PDFファイルをダウンロードして頂くよう、予めご了承ください。

また、こちらの記事を購入して頂いた方向けに、メルマガも配信しています。

メルマガ限定の面接対策方法も発信していきますので、ぜひご活用ください(^^♪

それでは、皆様の合格を心より願ってます!!!

それではまた♪

コメント

  1. みわ より:

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