この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回は「家族療法」に関する問題を取り上げています。
問題①~ゲートパーソン~
家族療法では、父親のことを「ゲートパーソン」と呼ぶ。
問題②~IP(Identified Patient)~
【事例】
臨床心理士が運営する私設心理相談室に、両親と高校生のBさん(男子)が訪れた。Bさんは最近、学校での成績が急激に低下し、部活動にも参加しなくなってしまったため、母親が心配して相談室の予約を取ったという。初回の面接で、母親が積極的に家族全員を会話に参加させようとする一方、父親は無口で終始腕を組んで座っていた。Bさんは面接中、ほとんど目を合わせず、質問に対しても簡単な返答しかせず、終始うつむきがちだった。臨床心理士が父親にBさんの最近の様子について尋ねると、父親は「家では特に変わった様子はないが、学校ではうまくいっていないようだ」と答えた。すると母親は、家庭内で父親がほとんどBさんと関わらないことに不満を述べ始めた。Bさんは、その時さらに深く椅子に沈み込んだ。
◆選択肢の中から正しいものを選べ
- Bさんは、この家族の中でIP(Identified Patient)である。
- 父親は、この家族の中でIP(Identified Patient)である。
- 母親は、この家族の中でIP(Identified Patient)である。
問題③~迂回連合~
本来は夫婦間にある葛藤を、子どもが問題を抱えることで見せかけの連合が形成されることを迂回連合という。
問題④~個人面接への切り替え~
家族療法の治療目的は、家族構造の変化であるため、安易に個人面接に流される姿勢は望ましいとは言えない。
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