この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回は「危機介入」に関する問題を取り上げています。
問題①~自傷行為~
通常、リストカットは不安・緊張・気分の落ち込みといった辛い感情を緩和するために、1人きりの状況で行われる。
問題①-2~自傷の機能~
リストカットを行う者への対応にあたっては、その背景となっている辛さの由来を探っていくことより、早期に自傷行為がやめられるよう説得するべきである。
問題①-3~長期間の自傷~
自傷行為は自殺とは異なるので、長期間自傷行為を繰り返す者の自殺のリスクは低い。
問題①-4~自傷行為の年代~
自傷行為は、思春期・青年期に多く見られるが、中年期以降の年齢にも見られる行動である。
問題②~自殺リスク~
◆自殺リスクの評価において、以下の選択肢から正しい方を選べ
➀家族の自殺歴は、リスク因子にはなりえない。
②家族やコミュニティの支援に対する強い結びつきは、保護要因になりえる。
問題③~自殺リスクが高くない場合の対応~
◆Cさん(新卒1年目、男性)は、4月から大手企業で営業職として働いている。入社当初は新しい職場に適応し、順調に業務をこなしていた。しかし、夏ごろから仕事の量が増え、残業や休日出勤が続くようになり、次第にストレスを感じ始めた。加えて、上司からの期待がプレッシャーとなり、ミスが増えていった。9月に入ってから、Cさんは体調を崩し、会社を休む日が多くなった。ある日、「もう限界だ」と感じたCさんは、手首を切る自傷行為に及んだ。幸い傷は浅かったが、その後1週間ほど自宅にこもり、誰とも連絡を取らなかったが、なんとか会社の相談室を訪れた。Cさんは、幼い頃に母親を病気で亡くし、現在も父親と疎遠で、家庭に戻っても休める状況ではない。
この時、Cさんの自殺リスクが認められるが、緊急入院が必要なほどではないと判断された。臨床心理士の対応として適切なものを選べ。
- 自殺のリスクがあるため、Cさんの同意を待たずに父親に連絡する。
- 父親から面談記録の開示を求められる可能性があるため、事前に開示準備を行う。
- 父親には、Cさんの自殺の危険性について具体的に説明する。
問題④~事故後の心理教育~
事件や事故後に心理教育を行う場合、動揺が大きくケアの優先順位の高い生徒を特定することは、副次的目的の一つである。
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