臨床心理士資格試験~スーパーヴィジョン~

試験対策

この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。

今回は「スーパーヴィジョン」に関する問題を取り上げています。

~パラレルプロセス~

パラレルプロセスに関する問題です。

問題①-1~定義~

 パラレルプロセスは、スーパーヴァイジーとスーパーヴァイザーの間で生じた転移ー逆転移関係が、クライエントと臨床心理士の間にもち込まれる現象のことである。

問題①-2~意義~

パラレルプロセスにより生じた、スーパーヴァイザーの逆転移感情をスーパーヴァイジーに伝えることで、教育的効果や治療的効果が期待できる。

問題①-3~持ち込み~

パラレルプロセスでは、クライエントとセラピストにおける転移-逆転移が、スーパーバイジーとスーパーバイザー間の転移-逆転移に持ち込まれる。

問題②~SVの目的~

◆介護施設で働く臨床心理士のBさん(40歳代、女性)は、施設内で高齢者のメンタルヘルス支援を行っている。Bさんは、以前の介護経験が生かされると感じ、利用者にはできるだけ寄り添い共感的に接するよう心がけていた。Bさんが臨床心理士を目指したのは、過去に自分の親との関係がうまくいかなかった経験から、高齢者の心理的支援に役立ちたいという想いからであった。しかし、最近、ある高齢者が頻繁に不安感を訴えたり、感情的になって暴言を吐いたりすることに困惑し、どのように対応すべきかを悩んでいる。Bさんは、同僚に相談しようかとも考えているが、自分の対応が適切かどうか不安に感じている。

【この状況で、スーパーヴィジョンで取り扱うべきことに関して不適切なものを1つ選びなさい。】

  1. 当該の高齢者のアセスメントと支援方針について話し合う。
  2. Bさん自身の過去の親との関係について話題にする。
  3. 高齢者からの不安や暴言に対するBさんの感情について、スーパーヴァイザーと話し合う。

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