この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回は「セルフ・エフィカシー(自己効力感)」と「モデリング(観察学習)」に関する問題について取り上げています。
出題のポイント
それでは、この「セルフ・エフィカシー(自己効力感)」と「モデリング(観察学習)」ですが、臨床心理士資格試験においては、どのように出題されるのでしょうか?
過去問の傾向を見ると、以下のポイントはおさえておきたいところです。
- セルフ・エフィカシーとストレスとの関連
- モデリングとオペラント条件づけの違い
- 結果予期と効力予期の違い
- セルフ・エフィカシーの要因
- セルフ・エフィカシーの前提にある考え方
- モデリングの種類
具体的には、以下の正誤がわかればOKです。
実際に答えてみて下さい。
〇×クイズ①~セルフ・エフィカシーとストレス~
健康行動に対するセルフ・エフィカシーの高い患者は、一般にストレスが多く症状の改善も遅い。
〇×クイズ②~モデリングとオペラント条件づけ~
オペラント条件づけと観察学習が成立するためには、ともに適切な強化が必要である。
〇×クイズ③~結果予期と効力予期~
ある行動がどのような結果に至るかという予期を「結果予期」という。
〇×クイズ④~セルフ・エフィカシーの要因
セルフ・エフィカシーの要因には、「遂行行動の達成」「言語的説得」「情動的喚起」の3つがある。
〇×クイズ⑤~セルフ・エフィカシーの前提にある考え~
社会構成主義とは、個人と行動と環境が相互に影響しあうという考え方である。
〇×クイズ⑥~モデリングの種類~
モデリングには、ライブモデリング・象徴モデリング・内潜モデリングの3つが存在する
答えと解説
クイズ①~セルフ・エフィカシーとストレス~
答えは「×」です。
セルフ・エフィカシーは、健康の維持増進に大きな影響を及ぼす要因であることが報告されている。つまり、患者が症状改善と健康を維持するために必要な行動をどのくらい確実に行うことができるかというセルフ・エフィカシーをどの程度強くもっていると感じているかが、症状改善を予測する要因として重要な役割を果たすことが、明らかにされている。
引用:慢性疾患患者の健康行動に対するセルフ・エフィカシーとストレス反応との関連より
※引用の具体的なページ番号などが知りたい方はこちら
クイズ②~オペラント条件づけと観察学習~
→答えは「×」です。オペラント条件づけには「強化」が必要ですが、観察学習は不要です。
クイズ③~⑥の答えと解説が知りたい方は↓こちら(=゚ω゚)ノ
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