この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回は「MMPI(ミネソタ多面的人格目録)」に関する問題を取り上げています。
出題のポイント
「MMPI(ミネソタ多面的人格目録)」に関する問題は、臨床心理士資格試験においては、どのように出題されるのでしょうか?過去問の傾向を見ると、以下のポイントはおさえておきたいところです。
- MMPIの理論的背景
- MMPIの目的
- MMPIによる心因性の検討
- MMPIの事例への適用
- 質問項目の回答
- MMPI施行の施行方法
- 虚偽発見尺度
- T得点
- 各尺度と内容の組み合わせ
- 妥当性尺度について
問題①~MMPIの理論的背景~
MMPIは、テスト作成者の人格理論との結びつきが強い。
問題②~MMPIの目的~
MMPIは、精神医学的な病理群と健常群とを弁別する目的で作成された質問紙法人格検査である。
問題③~MMPIによる心因性の検討~
MMPIは心因の内容検討にはよく用いられる。
問題④~MMPIの事例への適用~
双極性障がいの疑いを持たれた30歳の女性に対してMMPIを用いるのは不適切である。
問題⑤~質問項目の回答~
MMPIにおいて、質問項目への回答は、「はい」「いいえ」の2段階評定である。
問題⑥~MMPI施行の施行方法~
MMPIには、被験者に負担が少ない方法として、カード式がある。
問題⑦~虚偽発見尺度~
MMPIには、虚偽発見尺度が含まれている。
問題⑧~T得点~
MMPIの第5尺度(T得点)は、男女で意味が異なる。
尺度について
ここからは、MMPIの尺度についての問題を取り上げています。
問題⑨~妥当性尺度の種類~
K尺度が、高い場合は「援助を求めている」可能性が高い。
問題⑩~各尺度と内容の組み合わせ その1~
次の尺度とその尺度に関連する内容について正しい組み合わせを答えよ。
【尺度】
①第9尺度(Ma)
②第7尺度(Pt)
③第5尺度(Mf)
【内容】
A)緊張感・不安感
B)軽躁性
C)性的役割
問題⑪~尺度と内容の理解 その1~
Sc尺度が高い場合、猜疑心が強く、Pa尺度が高い場合、ものの見方が独特であると考えられる。
問題⑫~尺度と内容の理解 その2~
HyやHsが高い場合、心理的問題が身体症状としてあらわれている可能性が考えられる。
問題⑬~F尺度~
以下の中からF尺度について当てはまるものを選べ・
①F(frequency)尺度が高得点を示した場合、「援助を求める叫び」を反映している。
②学童期は、F尺度の得点が高い傾向にある。
③被検査者が自分をよくみせようとする(防衛的になる)と、F尺度が高く、L尺度とK尺度が低くなる。
問題⑭~プロフィールの傾き~
臨床尺度が右上がりのプロフィール・パターンは「神経症の傾き」、右下がりのプロフィールパターンは「精神病の傾き」と言われる。
問題⑮~追加尺度~
MMPI項目を使った追加尺度として、適切なものはどれか
①不安尺度(STAI)
②自我強化尺度(Es)
③社会的内向尺度(Si)
代表的なものは不安尺度、自我強化尺度、自己愛性尺度などである。
答えと解説
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