この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回は「認知症に関する検査」の問題を取り上げています。
出題のポイント
「認知症に関する検査」の問題は、臨床心理士資格試験においては、どのように出題されるのでしょうか?過去問の傾向を見ると、以下のポイントはおさえておきたいところです。
- HDS-Rの検査目的
- HDS-Rの質問項目数
- HDS-Rの質問内容
- MMSEとHDS-Rの違い
- MMSEの質問構成
- 認知症の簡易検査
- MMSEと他の検査との相関
- N式精神機能検査の重症度分類
- 行動観察によるアセスメント
問題①~HDS-Rの検査目的~
HDS-Rは、認知症高齢者のスクリーニングを目的として、知能指数を調べるためのものである。
問題②~HDS-Rの質問項目数~
HDS-Rは、13項目からなる認知症のスクリーニング検査である。
問題③~HDS-Rの質問内容~
HDS-Rは、短期記憶、計算能力、ワーキングメモリー、近時記憶、視覚記銘力、言語の流暢性を調べる質問から構成されている。
問題④~MMSEとHDS-Rの違い~
認知機能のスクリーニング検査として、動作性課題が含まれるのはどちらか?
①MMSE
②HDS-R
問題⑤~MMSEの質問構成~
MMSEの「記憶の再生」の設問においては、「記名」の直後に「想起」の設問が実施される。
問題⑥~認知症の簡易検査~
「物忘れが増えた」という60代のAさんに対し、医師から認知症の簡易検査を行ってほしいと依頼があった。次のうち、適切な検査はどれか?
①ADOS
②MMSE
③ADAS
問題⑥~MMSEと他の検査との相関~
MMSEは、WAIS系の知能検査やHDS-Rと相関がないことで有名である。
問題⑦~N式精神機能検査の重症度分類~
N式精神機能検査では、重症度を正常・軽度認知症・中等度認知症・重度認知症の4段階に判定できる。
問題⑧~行動観察によるアセスメント~
次の検査の中から、行動観察による知的機能検査として適切なものを一つ選べ。
①国立精研式痴呆スクリーニングテスト
②N式老年用精神状態尺度
③HDS-R
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