論文における参考文献の順番について

論文の書き方

この記事では、論文やレポートに参考文献を掲載する「並べ方」ないし「順番」について僕の理解をまとめてます。

最後に、幼稚園レベルの練習問題つけときました。

やるかやらないかはあなた次第。

参考文献の並べ方

ダラダラ書くとみなさん「話なげーな」ってなると思うのでサクッと結論を確認しますね。

(2) 日本語文献と外国語文献を分けず,著者名(姓)のアルファベット順とし,文献番号は

付けない。(引用:日本心理学会 執筆の手引きより)

 つまり、注意すべきは

  1. 日本人も外人も混合でアルファベット順に並べる
  2. 文献番号はつけない

この2点ですね。

まあ、2は番号つけんな。余計な気を回すなってことなので特に解説不要かと。

問題は1の方ですね。

具体的に考えてみる

この手の作業はもはや習うより慣れろですね。

具体的な事例に置き換えてみましょう。

たとえば、引用文献の著者がこんな感じだった場合どうなるでしょう?

  • 山田
  • 佐藤
  • 鈴木
  • Sam

ここまでわかりやすいとまあ不要ですが、アルファベットに変換してみましょか。

  • 山田(YAMADA)
  • 佐藤(SATO)
  • 田中(TANAKA)
  • John(JOHN)

こんな風になりますね。

つまり、文献に書く時は

  1. John(JOHN)
  2. 佐藤(SATO)
  3. 田中(TANAKA)
  4. 山田(YAMADA)

この順番に並び変えることになります。

練習問題(ちょいややこしい)

では、もう1つだけ事例をあげて考えてみることにします。

どうですか?

ちょっと面倒ですよね。

先ほどはシンプルでしたが、このように、初頭のアルファベットが全部同じだとどうすんねんと思考停止しそうになりますが、いたってシンプルです。

そう「アルファベット順」にする。

それだけ。違うのは、先ほどよりちょっと負担が大きいだけです。

では今度は自分でやってみてください。

  • 金子
  • 川村
  • 川口
  • 木下
  • 近藤

答え

回答は以下の通りです。

  1. 金子(KANEKO)
  2. 川口(KAWAGUCHI)
  3. 川村(KAWAMURA)
  4. 木下(KINOSHITA)
  5. 近藤(KONDO)

一応解説しておく

まずは、著者名をアルファベットに直します。

  • 金子(KANEKO)
  • 川村(KAWAMURA)
  • 川口(KAWAGUCHI)
  • 木下(KINOSHITA)
  • 近藤(KONDO)

1文字目は全て「K」なので、2文字目から確認すると

上3人は全員「A」なので、この中で優劣を決めます。

一方、下二人は 「I」と「O」なので、木下が4番目、近藤が5番目となります。

  • 金子(KANEKO)
  • 川村(KAWAMURA)
  • 川口(KAWAGUCHI)
  • 木下(KINOSHITA)
  • 近藤(KONDO)

問題はこの3人

  • 金子(KANEKO)
  • 川村(KAWAMURA)
  • 川口(KAWAGUCHI)

3文字目をみるとようやくここで違いがでました。

金子は「N」で、他の2人は「W」であることから、金子が1番目に決まります。 

  • 川村(KAWAMURA)
  • 川口(KAWAGUCHI)

この2人厄介なのは、4文字目も同じであるため、5文字目までみなければなりません。

そうすると、川村は「M」、川口は「G」であることから、川口が2番目で、川村が3番目ということになりますね。

以上のように、「著者名をアルファベット順に並べる」という規則に則って考えると

  1. 金子(KANEKO)
  2. 川口(KAWAGUCHI)
  3. 川村(KAWAMURA)
  4. 木下(KINOSHITA)
  5. 近藤(KONDO)

 と、このような並び順になるということです。

今回は以上です。 

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