分散分析表の作り方をスモールステップ化してみた

統計法

クリタマです。

前回の結果に基づいて、本エントリーでは分散分析表の作り方を辿ってい行きます。

↓↓こちらでエクセルを使った分散分析のやり方を解説してます

それでは本日もよろしくお願いします。

分散分析とは

分散分析表を作る前に確認しておかなければいけないのが疑問がありますね?

それは

分散分析表ってなに?

という話です。

シンプルにえば「分散分析によって得られた値を整理する表」のことです。

過去エントリーで、エクセルを使い実際に分散分析をしましたが、そこから導き出された数値をこれに書き込んでいくのです。

ただ、勘のいい方は気づいてるかもしれませんが、前回のエントリーにはなかった「自由度」と「F値」という項目があります。

ここについては、新たに埋めていく必要があるので、とりあえず1つずつ項目を埋めていくことにしましょう。

各群のズレ

手始めに、①群間のズレ、②群内のズレ、③全体のズレ

以上3つを書き込んでしまいましょう。

すると↓↓こうなりますね。

自由度

次に、自由度を書き込みます。

自由度の計算は、t検定のところでもやりましたが、

「サンプル数-1」です。

よって

  • 群間の自由度=群の数-1
  • 群内の自由度=(群①のサンプル数-1)+ (群②のサンプル数-1)+ (群③のサンプル数-1)
  • 全体の自由度=全体のサンプル数-1

と、このように計算します。

すると↓↓こうなりますね。

平均平方

続いて、平均平方を算出します。

この値は、ズレ(平方和)を自由度で割った値です。

簡単でしょ。

すると↓↓こうなりますね。

F値

最後にF値を求めます。

  • F値=(群間の平均平方÷群内の平均平方)

これがF値の公式です。

はい。

これで分散分析表の完成です。

簡単でしょう?

次回は、この分散分析表の見方を理解し、いよいよ分散分析の結果を確認していこうではありませんか。

乞うご期待

それでは、本日はここまでです。

参考書

①p値とは何か

②統計学がわかる ③やさしく学ぶ統計の教科書 ④よくわかる心理統計

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