プライアンス(pliance)〜3つのルール支配行動の〜

応用行動分析

こんにちは。

この記事では、主に3つに分類される「ルール支配行動」のうち、

「プライアンス」について解説したいと思います。

「トラッキング」および、「オーグメンティング」については、関係フレーム理論をより深く理解したいという方いれば、ブログ更新するかもです。

それでは本編です。

プライアンスとは?

まずは、プライアンスの定義を確認しときましょう。定義を出したところでわからん人が多いと思いますけど一応。

プライアンスは、「行動と先行言語刺激(関係ネットワークまたはルール)の一致に対して、社会的に媒介された強化の履歴コントロール下にあるルール支配行動である。なお、ここでの強化自体は、ルールと行動の間の等位のフレームに基づいて提示される」

(引用:関係フレーム理論(RFT)をまなぶ 言語行動理論・ACT入門より)

ね?わからないでしょ?

なので、もう1つぐらいみておきましょうか。

「プライアンスとは,ルールと非言語行動の一致が,社会的に媒介された結果により制御されているものである。たとえば,子どもの歯磨きが,「母親から褒められる」といった結果により制御される場合,それはプライアンスである」

(引用:ルール支配行動に対する機能分析的アプローチに関する近年の研究動向より)

どうでしょうか?

具体例が1つ出てきたので、少し理解が進んだのではないでしょうか?

キーワードは、「社会的に媒介された結果」です。

プライアンスの具体例

では、これからプライアンスの具体例を羅列しますので、それらを手がかりに「あ〜、プライアンスってそういうことね」となってください。

  1. 「右に曲がれば、駅に着くよ」
  2. 「マッシュルームは、美容にいいよ」
  3. 「ベンツに乗ってると、モテるよ」
  4. 「男でオートマ限定免許はダサいよ」
  5. 「マスクしないと、コロナなるよ」

これらが、「プライアンス」です。

では、ここで問題です。

これらが「プライアンスの具体例です」と申し上げましたが、実をいうと、全てがプライアンスというわけではありません。

さて、どれが本当のプライアンスはどれでしょうか?

これに答えられたら、あなたは「プライアンス」を理解したも当然です。

答え

正解は、③と④です。では、プライアンスとそうでないものとの違いはなんでしょう?

それは「ルールの先に、社会的に媒介された結果があるかないか」です。「社会的に媒介された結果」というとわかりづらいですが。「人との関わりから得られる結果」と読みかえてください。例えば、人から褒められるとか、注目を浴びるとか、認められるとかそういうものです。

そう考えると、先ほどの「ベンツに乗ると」というルールの先にある「モテるよ」という結果は他人から得られるものですよね?

「男でオートマ限定免許をとると」というルールの先にある「ダサいよ」という結果も他人から与えられるものですよね?

このように「社会的に媒介された結果」によって行動をコントロールを制御されるタイプのルール支配行動が「プライアンス」です。

では、「プライアンスでないルール支配行動」はなんというのでしょうか?

それが「トラッキング」です。トラッキングについては、ここでは説明しませんが、気が向いたらブログを更新するかもしれません(笑)

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