この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回は「防衛機制」に関する問題を取り上げています。
出題のポイント
「防衛機制」に関する問題は、臨床心理士資格試験においては、どのように出題されるのでしょうか?過去問の傾向を見ると、以下のポイントはおさえておきたいところです。
問題①~否認と抑圧の違い~
◆以下の防衛機制と、その内容の適切な組み合わせを答えよ。
【防衛機制】
①抑圧
②否認
【内容】
(A)個人が混乱するような観念を意識から締め出すこと
(B)個人が混乱するような観念を認めないこと
問題②~強迫性傾向にみられる防衛機制~
強迫性パーソナリティのクライエントは、自らの情動を「隔離」したり「知性化」したりして切り離そうとする。
問題③~防衛機制の種類と関連人物~
Klein,M.は、Freud,S.の防衛のメカニズムを、より高次な防衛として発展させた。
問題④~他者の属性を取り込む防衛機制~
自分を傷つけた人の特徴を自分の中に取り込んで、自分が攻撃する側にまわってふるまうのは「取り入れ」である。
問題⑤~思いと裏腹な防衛機制~
嫌いな相手に対して、やさしく友好的に振る舞おうとする防衛機制は「反動形成」である。
問題⑥~心的外傷を忘れる防衛機制~
心的外傷体験に関する記憶を忘却する防衛機制として、「抑圧」や「解離」がある。
問題⑦~理想化とこきおろし~
理想化とこきおろしを繰り返すクライエントは、「投射」の規制を用いている。
問題⑧~防衛機制からわかること~
防衛機制は、その人の行動パターンや性格を理解する手がかりとなる。
問題⑨~反動形成~
◆反動形成と関連する防衛機制として適切なものを選びなさい。
①否認
②知性化
③投影
④抑圧
問題⑩~原始的防衛機制~
原始的防衛機制とは、分裂、抑圧、反動形成の3つである。
問題⑪~昇華~
昇華とは、個人の無意識的な欲求や衝動を、芸術や科学などの知的創造活動に限定して表現する防衛機制であり、
問題⑫~攻撃者への同一化とその提唱者~
Freud,A は、愛他主義、攻撃傾向の同一化という独自の防衛機制を提唱した。
答えと解説~臨床心理士試験の過去問傾向をまとめたアプリ~
答えと解説が知りたい方は↓こちら(=゚ω゚)ノ
コメント