精神症状学とは

症状について

こんにちは。

クリタマ です。

この記事では、精神症状学(心理症状?)とは何か、その概要について僕の理解をまとめてます。

なので、⬇︎このような悩みのある方に読んでいただけば・・・

  • 医師から見立てを求められるが、期待に沿った答えを返せない。
  • 臨床心理士資格試験において、精神疾患や症状の点数が低い。

⬇︎こんな風になれるはずです。

  • 医師を納得させる見立てができるようになる
  • 臨床心理士資格試験において、精神疾患や精神症状の領域の問題で満点が取れるようになる

精神症状学とは

精神症状学をあえて小難しく定義する必要があるのかよくわかりませんが、とりあえずこの記事でまとめているのは、「精神症状にはどんな分類があるのか」とか「具体的にはどんな内容なのか」とかそういうことです。

「精神現象は思考にしても感情にしても相互に関連をもったものであり、実際には個別の精神機能の障害として記載されうるものではない。このことはより身体的なレベルにある神経学についてもいえることであるが、精神現象はことにその障害の現れ方を全人間的なレベルで理解しなくてはならない点に他の身体医学との相違があるといえる」

(引用:必修精神医学 編集者 笠原・風祭 元・武正健一)

ここから言えるのは、精神症状は細かくわけるとたくさんあるんだけど、それを単一に理解しようとするものではなく、いろん要素が絡み合って症状としてあらわれているんだよっていうことだと考えられます。

実際、疾患ベースで診断項目や症状を学んでいるとこんがらがることが多いです。

例えば、この記事をまとめようと思ったのは、うつ病の治り方を勉強していたことがきっかけだったりします。

うつ病は、「焦り⇨憂うつ感⇨意欲」の順に改善するようなのですが、それじゃあ焦りの症状はDSM-5でいうとどの項目に該当するの?憂うつは?意欲は?といったような疑問が湧いてきたのがその始まりです。

しかし、勉強すればするほど、キレイに分けられないということに気づきます。

そして、その原因は、この引用で言われているように、一元的にその症状を捉えようとしているからだと考えられました。

しかし、そういう難しさがある一方で、時に、我々クリタマ は、わかりやすく人に説明をすることが求められます。

そんな時のために、この記事を作成しましたので、僕と同じような境遇にいらっしゃる方は、ぜひこのページを活用いただければ幸いです。

精神症状の分類10項目

まずは、精神症状の全体像について確認しておきますが、全部で10項目あります。

古い書籍を読んだということもあり、最新のものとはやや異なるかもしれませんが、その点だけご注意下さい。

まあでも、病院やクリニックで公開されている情報と照らし合わせると、大きな違いはないかなと思いますが・・・

ということで、ここからはこれらの項目を1つずつ詳しく確認していきたいと思います。

思考の異常

第一に、思考の異常について学習をすすめます。

全体像を確認しておきますが、思考の異常は、大きく3つに分かれるようです。

  1. 思考過程の異常
  2. 思考内容の異常
  3. 思考形式の異常

全体図は⬇︎こちら

思考過程の異常は、知識がないと、精神症状として捉えずらいというのが個人的な経験としてあります。

例えば、「話がなんかまわりくどくて何が言いたいかよくわからない」という人は一般的にもよくいますよね?

しかし、それは、「迂遠思考」ということになるかもしれません。

そういう症状ありきで相手をみるというのは、診断的であり、心理士に求められる姿勢とは異なると考えられますが、やはり医療機関で働く以上は、知識として持っておく必要もあるでしょう。

また、臨床心理士の資格試験問題でもよく出題されているためよく理解しておく必要があります。

ということで、まずは思考過程の異常から細かくみていこうと思います。

思考過程の異常とは

思考過程の異常は以下の2つの下位分類があります。

  1. 思考の早さの異常
  2. 思考の繋がりの異常

前者には「観念奔逸」「思考制止」「迂遠」が含まれ、後者には、「滅裂思考(思考途絶・思考散乱)」「保続」が含まれるようです。

「考えのすすみ方に異常があればその話し方にも現れてくる。考えのすすみが速く、わきでるような場合にはその内容も未来に向かって拡大し誇大的になるが、思考過程に抑制やとどこおりがあれば内容も貧弱となり過去にこだわるようになる」

(引用:必修精神医学 編集者 笠原・風祭 元・武正健一,p33より)

思考過程の異常についてもっと詳しく知りたい方は⬇︎こちら

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