この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回は「精神症状に関する検査」についての問題を取り上げています。
出題のポイント
「精神症状に関する検査」についての問題は、臨床心理士資格試験で、どのように出題されるのでしょうか?過去問の傾向を見ると、以下のポイントはおさえておきたいところです。
- MASとSTAIの測定対象
- MASに関するひっかけ
- CMIの特徴について
- GHQの目的
- うつ症状をアセスメントする検査
- 時間制限がある場合の査定~
問題①~MASとSTAIの測定対象~
MASは、不安を状態不安と特性不安にわけてとらえようとする検査であり、STAIは、個人のもつ顕在的な不安をとらえようとする検査である。
問題②~MASに関するひっかけ~
MASは不安検査の1つであるが、その測定対象は、個人のもつ潜在的な不安である。
問題③~CMIの特徴について~
【次の記述のうち、正しいものを選べ】
- CMIは、Brodman,K.らが開発した質問紙検査である。
- CMIは、精神病のスクリーニングを目的として用いることができる。
- CMIの検査用紙は、男性用と女性用があり、男性版は211項目、女性は213項目で構成される。
- CMIは、身体症状を問う質問紙である。
問題④~GHQの目的~
GHQは、神経症者の症状把握、評価および発見に用いられる検査である。
問題⑤~うつ症状をアセスメントする検査~
うつ状態をアセスメントする方法として、次のうち、自己評価式の方法はどれか?
- BDI-Ⅱ
- SDS
- GRID-HAMD
- CES-D
問題⑥~時間制限がある場合の査定~
「物事が決められない」「眠れない」「何をしても楽しくない」という40代女性のAに対し、
主治医から20分程度でうつ状態について査定をしてほしいと依頼があった。次のうち適切なものはどれか。
- BDI-Ⅱ
- PANSS
- Y-BOCS
- GRID-HAMD
答えと解説
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