この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回は「箱庭療法」に関する問題を取り上げています。
出題のポイント
「箱庭療法」に関する問題は、臨床心理士資格試験においては、どのように出題されるのでしょうか?過去問の傾向を見ると、以下のポイントはおさえておきたいところです。
- 母と子の一体性
- 解釈仮説
- 解釈と受容の関係
- 適用と禁忌
- 水の使用
- 砂の使用
- 玩具の使用
- 箱庭の右側と左側
- 枠
- 箱庭の表現
- カウンセラーの見守り態度
- 箱庭のサイズ
問題①~母と子の一体性~
箱庭療法においてKalff ,D.M.は、クライエントとセラピストの関係を 「母と子の一体性」と呼び重視した。
問題②~解釈仮説~
箱庭療法では、クライエントの自由を保護することが大事であり、解釈仮説はもたないように心がける必要がある。
問題③~解釈と受容の関係~
箱庭療法を行う上で、受容と解釈は重要であるが、それらは独立したものとして考える必要がある。
問題④~適用と禁忌~
箱庭療法は、統合失調症(精神分裂病)への適用は禁忌とされている。
問題⑤~水の使用~
箱庭療法を実施する上では、「水」を用意しておくことが望ましい。
問題⑥~砂の使用~
箱庭で使用する砂は、感触の良さから治療的退行を引き起こし、また、崩壊感の心配もないことが利点である。
問題⑦~玩具の使用~
箱庭療法で用いられる玩具は、それ自体が治療的性質をもつと考えられている。
問題⑧~箱庭の右側と左側~
箱庭の左側はその人の「意識的世界」、右側は「無意識的世界」をあらわすとされる。
問題⑨~枠~
箱庭療法における唯一の枠が、”箱庭”だと言える。
問題⑩~箱庭の表現~
Neumann,E.によれば、箱庭の表現には、1.抵抗の段階、2.闘争の段階、3.集団への適応の段階があるとした。
問題⑪~カウンセラーの見守り~
箱庭を子供が実施している間は、カウンセラーは、その部屋の中にいる必要がある。
問題⑫~箱庭のサイズ~
箱庭療法で使用される箱の大きさは、治療者が臨機応変に変えても差し支えない。
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