この記事では、心理学の質的研究において扱われる分析技法「M-GTA」について僕の理解を残しておきたいと思う。
※M-GTAに関する他の記事分析テーマ、分析焦点者、ワークシート、コアカテゴリ、理論的サンプリング)をご覧になりたい方は、このページの一番下までスクロールしていただきPWを発行してください(^ω^)
結論~M-GTAとは~
M-GTAを一言で表すと、「質的研究の初学者が、質的データを分析する際の導入として扱いやすい分析技法」ということになりそうです。
M-GTAは、グレーザーとストラウスによって1960年代に考案されたグラウンデッド・セオリー・アプローチ(Glaser and Strauss, 1967=1966)の検討から、その可能性を実践しやすいように改良された質的研究法
(引用:ライブ講義M-GTA 実践的質的研究法より)
とはいえ、M-GTAは分析手法なので、これをこの記事だけで伝えようというは根本的に無理です。
しかしながら、実際に質的データの分析に着手する上で、ざっくりした流れをここにまとめておくことは意義があると思います。
なので、この記事では、おおまかな流れをこれ以降でまとめておくことにします。
M-GTAによる分析の流れ
ちなみに以下は、質的データ(例えば「逐語」)がすでに収集し終わっている前提です。
M-GTAは分析手法なので当然ですね。
※ちなみに、僕はそんなこともわかっていませんでした(;´・ω・)
ざっくりと↑こんな流れになるでしょうか。
分析テーマを設定する
分析をはじめる上で、1番最初にすべきことがこの「分析テーマ」を設定することです。
これをしなければ、一体なにをよりどころにしてデータをみていけばいいのかわかりませんからね
(^ω^)
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分析焦点者を設定する
次にすることが、分析焦点者を設定することです。
分析焦点者は、「誰の視点から」分析をするかを決めることです。
なので、これも最初に設定しないと分析ができません。
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ワークシートで概念生成を進める
分析テーマと分析焦点者が設定できたら、いよいよがワークシートを使って概念を生成します。
概念生成は、分析のファーストステップなので、「あ、これがM-GTAかな?」という実感がではじめるのがたぶんここから。
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理論的サンプリング
ちなみに、このあたりの分析から重要なのが、理論的サンプリングという概念です。
分析を始める前におさえておくことをおすすめします。
あとからやると取り返しがつかないほど面倒なので(;´・ω・)
概念からコアカテゴリを生成する
概念をたくさん生成したら、最終的には「コアカテゴリ」としてまとめる作業があります。
正確に言うと、「概念→サブカテゴリ→カテゴリ→コアカテゴリ」の順に概念をまとめていくことになるので、なかなか時間が必要な作業です(;´・ω・)
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いかがでしたでしょうか?
なんとなく分析のイメージを持っていただけたら幸いです。
それではまた(^ω^)
参考文献
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コメント
初めまして。大学院の研究でM-GTAをすることになりました。
パスワードを教えていただきたいです!
>貝津さん
コメントありがとうございます。
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