この記事は、臨床心理士資格試験の1次試験の対策ページです。
今回は「認知バイアス」に関する問題について取り上げています。
出題のポイント
「認知バイアス」に関する問題は、臨床心理士資格試験においては、どのように出題されるのでしょうか?
過去問の傾向を見ると、以下のポイントはおさえておきたいところです。
問題①~帰納的推論と演繹的推論~
ある主張や仮説が正しいことを前提に、そこから論理的に正しい結論を導き出す推論のことを「帰納的推論」と呼び、観察した事実や事象に基づいて原因や法則性を導き出す推論のことを「演繹的推論」と呼ぶ。
問題②~利用可能性ヒューリスティックとその具体例~
3文字目にkがつく単語よりも、1文字目にkがつく単語の方が多いと感じるのは、「利用可能性ヒューリスティック」の1例だと言える。
問題③~確証バイアスとその具体例~
地震速報が発令されても人々が避難しようとしないのは、「確証バイアス」の1例だと言える。
問題④~正常性バイアスとその具体例~
正夢を見たと思うのは、「正常性バイアス」によるものである。
問題⑤~後知恵バイアスとその具体例
あるYouTuberがテレビに露出するようになって、「はじめからそうなるとおもっていた」と考えるのは「後知恵バイアス」である。
問題⑥~内集団バイアスとその具体例~
内集団バイアス(びいき)に関する問題です。
問題⑥-1
自分のクラスの方が、他のクラスよりも素行が良いと思うのは、「内集団バイアス」である。
問題⑥-2
集団間の間に利害関係や競争がなくても、内集団びいきは認められる。
問題⑦~ジグソー法~
ジグソー法による学習は、学習をともに行った集団のメンバーへの関係を敵対的にする可能性がある。
問題⑧~接触仮説~
「接触仮説」によれば、従属関係にある集団メンバーでは、接触する機会が多ければ葛藤は軽減される。
問題⑨~ステレオタイプ~
ステレオタイプに関する問題です。
問題⑨-2~ステレオタイプとは?~
ステレオタイプは、ある社会的集団について、多くの人々が認知している情報を指す。
問題⑨-1~ステレオタイプの想起~
ステレオタイプは、無意識的というよりは、意識的に生じるカテゴリー情報を用いた認知だといえる。
問題⑩~アルゴリズム~
日常生活での対人認知は、必ずしもすべての情報を詳細に分析して行われるわけではなく、アルゴリズムと呼ばれる簡略化された推論に依存することが多い。
問題⑪~原因帰属バイアス~
原因帰属に関する問題です(=゚ω゚)
問題⑪-1~Kellyの帰属理論~
Kelley,H.H.の帰属理論では、帰属の原因を人と状況の2つの次元で捉えようとした。
問題⑪-2~基本的な帰属のエラー~
上司が「遅刻したのは、お前がなまけてるからだ」と部下を怒るのは、基本的な帰属のエラーの1例だといえる。
答えと解説
答えと解説が知りたい方は↓こちら(=゚ω゚)ノ
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