【小論文対策】臨床心理士1次試験

試験対策

こんにちは(^^♪

この記事は

  • 臨床心理士資格試験 の小論対策って何をすればいいの?
  • そもそも対策する必要あるの?

という方に向けて書いています。
ちなみに、僕は、臨床心理士資格試験を2回受けてて、1次試験は2回通過しています。
自慢にはなりませんが、再現性は高いと思われます(笑)

結論

結論から言うと、対策はした方がいいです。そして、するなら以下の6点です。

  1. 論述に使うネタ(経験談)の棚卸し
  2. 資格認定協会の考え方を理解する
  3. 導入文のストック(暗記)
  4. 構成を考えておく
  5. 過去問に挑戦してみる
  6. 考える癖をつけておく(臨床活動にまじめに取り組む)

小論文のゴール~どんな文章を書くべき?~

さて、具体的な対策がわかったところで、理想の小論文の指針を伝えしておきます。

それは・・・

「当たり障りない文章を、指定の文字制限内(1001~1200字)で書く」ことです。

言い換えるなら、「良い文章を書く必要ない」ということでもあります(^O^)/

では、僕がなぜそのように捉えているか、臨床心理士資格試験の全体を踏まえて解説してみたいと思います。

臨床心理士資格試験における、小論文の位置づけ

まず、臨床心理士資格の一次試験は、次のように構成されています。

  1. マークシート 100問 2時間30分
  2. 小論 1001字以上~1200字以内 1時間30分

つまり、小論文は、1次試験の科目のうちの1つということになります。

一次試験の概要について、より詳しく知りたい方は

↓↓こちら

③小論文の位置づけを再構築してみる

では、以上を踏まえて、小論文の位置づけををもう1度考えなおしてみます。

ここでも、個人的な結論を先に示しておくと

「小論文ってそんなに重要じゃない」と考えてます。

こんな記事を作っておいてこんなこと言うのも何ですが対策しなくても、受かる人は受かると思います(笑)

その理由は次の通りです。

第一に、1次試験において重要視されているのは、マークシートだからです。

その根拠として、臨床心理士資格試験を受けた人しかわからないのですが、論述試験の最中に次のような趣旨のアナウンスが流れます。

マークシートで規定の点数を上回っていても、論述で、字数制限が守られていない場合失格となります

このアナウンスから、一次試験を通過するためには、マークシートで合格点を取っていることのほうが、重要であると考えられます。

第二に、とりあえず一次試験だけを突破するために大事なのは、内容よりも文字数だからです。

その根拠は、さきほどのアナウンスでも示した通りですが、ホームページで注意喚起をしています。

このことから、こと「1次試験を突破する」という意味では、ひとまず、内容より、文字制限の範囲内に文章を書けば問題ないとかが得られます。

以上2つの理由から、小論文の内容って、そんなに重要じゃないということなんですね( ゚Д゚)

2次試験も考慮した上での、小論文の位置づけ

さて、これで、僕が「小論文はそんなに重要じゃない」という意味がわかったのではないでしょうか?

ただし、それは、「1次試験を突破する」ということをゴールとしてとらえた場合です。

二次試験も踏まえて、小論文の位置づけを考えると、また異なります。

どのように異なるかというか、

「小論文は、ちょっと重要」だと考えられます。

うん、わかりますよ

あなたの気持ち

は?何言ってんだ。おめえ

ですよね?

ですが、少しばかり僕に挽回するチャンスを頂きたい。

なぜ「小論文は、ちょっと重要」なのか?

それは、面接で聞かれる可能性があるからです。

例えば、こんな質問。

「1次試験の小論文はいかがでしたか?」

ただし、小論についての質問はかなり稀であると考えられます。

僕は過去2回、どちらもきかれませんでした。

また、周りの人にきいても、8人中8人がきかれなかったそうです。

つまり、多くの人が聞かれないことを、聞かれるというのは、疑われているということです!

有意差をもって!!

では、なにを疑われているのか?

それはもちろん、論述の内容をということです。

小論文では、「心理臨床に関するテーマ」を書く必要がありますが、その際の答案は、臨床心理士として(資格認定協会)の理念に沿った論述をする必要があると考えられます。

つまり、「その理念」を正しく理解していなないのではないか?

ということを疑われている可能性があるということです!

ここで、なんか不適切なことでも言ってごらんなさい。

お前、全然わかっとらんわ

ということにもなりかねません。

以上を踏まえると、「『その理念』から大きくずれない論述をする」ことがここでのゴールになるというわけです。

逆に言えば、2次面接で小論について聞かれなければ、はじめて

「あの小論はまちがってなかったんだ」

と、このようにドやれるわけです。

ですので、2次試験の面接まで考慮すると、「小論文は、ちょっと重要」ということなんです!!

僕の言いたいこと伝わったでしょうか?😏

小論文の設題

さて、これでようやく小論の中身に話をすすめられます。

長くなってごめんなさい🙏

小論の出題形式は、過去記事ですでに紹介しているため割愛します。

詳しく知りたい方は↓↓こちら

ですので、ここからは、小論の設題テーマのパターンと対策を紹介します(^O^)/

設題のパターン

それでは、以上を踏まえて、問題のパターン分類をしておきたいと思います。

全部で、以下の4つです。

  1. 実践力(経験を踏まえ、どのように活かすか)を問われる
  2. 職業理解(協会の理念に沿っているか)を問われる
  3. 思考力を問われる
  4. 上記の複合的な問題

実践力を問われる設題

経験を踏まえて、個人の対応を問われる問題、これが最もオーソドックスな設題かと思います。

例えばこんなやつ

◯◯を通じて学んだことを挙げ、床心理士として、今後その学びがどのように活かされているか論じなさい

◯◯には、以下の様な言葉が入ります。

  • ケースカンファレンス
  • 課外実習
  • 相談室の事例

このパターンは、あなたの実体験からの学びについて論じることが求められます。

対策としては、↓↓こちら

  • ネタ(経験談)の棚卸し
  • 構成の整理
  • 導入文の暗記

をしておくと良いです。

ネタの棚卸し

大学院時代に学んだことを振るということです。

この時のポイントは、以下の枠組みを利用すると良いかもしれません(^ω^)

例えば、↓↓こんな感じでしょうか?※以下は架空の例です。

状況・・・ 不登校傾向にある高校生を担当した。

狙い・・・主体性の獲得をテーマに、面接をすすめた

問題・・・面接の進展がみられれない

原因・・・自分の気持ちや考えを言語化するのが苦手

課題・・・言語ではない方法でやりとりをする必要がある

対策・・・絵やライフヒストリーグラフを使うなどして、言語以外のツールを活用した。

構成を、整理しておく

構成もある程度考えておいたほうが無難です(´-`)

導入文

今回のような設題であれば、「臨床心理士として」と設題にあるため、その部分を意識し、臨床心理士がどのような職業であるかを、論述の導入文とします。

設題にもよりますが、ここである程度文字数を稼ぎます。最低でも4行ぐらいは記入したほうがいいと思います。

(例)「臨床心理士は、実際の人間関係を通じて、クライエントを理解し、問題の解決を目指す、心の専門家である」

具体例・経験談

次に、先ほど整理した題材をここで展開します。

その内訳も、先ほどの枠組み(状況・狙い・結果・問題・原因・課題・対策)通りに展開するとよいと思います。

少なくとも。論述の5割から6割は体験談で埋めることになります。

締め(学び)

設題では、「経験が、今後どのように活かされるか?」という部分があるため、

その答えになるような締めくくり方を意識します。

導入文で、臨床心理士としての在り方から入っているため、そこと絡められるとなおよいのではないでしょうか?

(例)「以上の経験から、私は〇〇ということを学んだ。臨床心理士は、人間関係を通じて、クライエントに影響を与える心の専門家である以上、自分自身が、主体的である必要があると思う。その意味で、私自身が、どこかSVの先生からの助言を待つという、受け身的な姿勢であったかもしれない。そのため、今後、臨床心理士として活動する上では~」

的な感じですかね?(笑)

導入文を、覚えておく

今回は、「臨床心理士は、実際の人間関係を通じて、クライエントを理解し、問題の解決を目指す、心の専門家である」という書き出しから展開していますが、

このような書き出しは、使いまわしできます。

ですので、過去問の設題ごとによってある程度変わりますが、一度練習した小論の導入文は、できるだけ覚えておきましょう。

そこは、考えるというより、覚えておくという対処でよいと思います。

職業理解を問われる問題

例えば、↓こんな設題

「臨床心理士の専門性について、あなたの考えを述べよ」

他にも「アイデンティティ」だとか「スパービジョンの意義」だとか「インフォームドコンセント」などについて問われます。

個人的には、この手の問題のほうが、比較的楽かなと思います。

なぜなら、考えなくていいから。

すでにある考え方にそっていけばいいだけだからです。

臨床心理士資格認定協会の考え方を、よく理解しておく

大事なのは、「自分の考え」を」書くことではなく、「資格認定協会の考えに沿った考え」を書くことです。

そのため、まずは、「資格認定協会の考え方」を理解しておく必要があります。

  • ホームページに目を通す
  • 過去問にも目を通す

これをやりましょう。

ちなみに、「専門性」に関しては、しっかりホームページにかかれてますね。

つまり、専門性について問われる設題が仮にでたとしたら、「多種多様な価値観の尊重と自己実現のお手伝い」という文言は、まずいれたほうがいいということです。

多職種との違いについてのネタをストックしておく

設題にもよりますが、専門性が問われる場合は、「臨床心理士ならではの」という視点が問われています。

それを明確に説明するため重要なのは、他の職種との違いを示すことです。

そして、この違いを示すうえで、望ましいのが「教員」と「医師」です。

なぜか?

それもホームページに書いてあるからですね(笑)

そのまま、拝借しましょう。

下手に、自分のオリジナルな職種とかもってこない方が無難です。

なぜなら、ここでのゴールは、「当たり障りのない文章を書くこと」だからです。

自分ならではの文章を書くことでも、すごい練りこまれた文章を書くことでもありません。

専門性を意識したエピソード

以上を踏まえ、1つぐらいは、専門性を意識したエピソードネタをまとめておきます。

例えば、臨床心理士は、自分からの目線ではなく、相手の目線から、クライエントを理解する必要があります。

これも確か、過去問にそんなことが書かれています。

なので、その辺を絡めて、エピソードを書くのがよいかもしれません。

(例)クライエントの意見を尊重せず、認知行動療法をおしすすめてしまったetc

思考力が問われる問題

例えば、「活きた臨床について論じなさい」とか「心理面接における沈黙について論じなさい」とかいう設題。

正直、これが1番対策のしようがない。

こんなんだされたら、その場で考えるしかないですからね。

この年に、受験した人は気の毒でしょうがないです(笑)

普段から考える癖をつける

これについては、普段から考える癖をつけるよりないでしょう。

そして、設題から、自分なりに、問いを展開する方法を身につけておくことが大事です。

例えば、「活きた臨床」を「自分がうまくいってるなと手ごたえを感じられた時の面接」のように言い換えてみる。

あるいは、「活きた臨床」の対極として、「活きてない臨床」について考えてみる。「それならたくさんあったな」とか。

「心理面接における沈黙」についても、「沈黙がうまれた場面ってどんな時だったかな?」とか、

「沈黙っていうと、ロジャースの来談者中心療法を想起するな」とか、いろんな切り口をだせるようにしておくことが大事なように思います(^O^)/

実際に書いてみる

以上を踏まえて、自分の答案を作りましょう。

過去問の設題については、僕の方でまとめておきました(^^)

↓↓興味のある方はこちら

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因みに、役立ちコンテンツからもご覧いただけますし、そちらの方が低価格です。

よろしくご検討ください(´-`)

コメント

  1. ねこすけ より:

    記事を購入させて頂きました。
    どのようにしたら見られるようになりますか。

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