帝京平成大学大学院 平成29年・3月・過去問(専門)のまとめ記事です。
過去問の入手方法は、以下をご参考ください。
※以下は、答案ではなく、僕がその設題に答えるとこうなりますよというものです。正誤を担保するものではありません。
妄想の種類
関係妄想・・・自分に関係のない出来事を自分に関係づけて考える
被害妄想・・・周囲の何でもない出来事を脅かしや迫害のしるしととり、他人の言葉や態度に悪意や当てつけを感じる。
血統妄想・・・高貴な出であると確信するもの
被毒妄想・・・毒を盛られたと確信するもの
罪業妄想・・・自分が罪深いと確信するもの
チック障害群
①器質的原因の認められないチック障害もある。(正)
→器質的原因が認められないチック障害もある。(環境要因、気質要因)
②一過性のチック障害はない(誤)
→大抵は、一過性である。
③運動チックと音声チックが共に見られることがある。(正)
→この症状を、トゥトレット症候群と呼ぶ。
④幼児期から学童期にかけて好発する(正)
→幼児期から学童期にかけて好発する。
以下の記述のうち、最も適切なものを選べ
・ウェーバーの法則とは、標準刺激と比較刺激の感覚量を両者の比として報告を求める尺度構成法である(誤)尺度構成法ではない。
・ある測定値のデータが低得点に集中してしまう現象を、天井効果という。(誤)
(正)天井効果・・・課題があまりに簡単すぎると、成績が最高点に到達し差が出なくなること。
(補足)床効果・・・課題が難しすぎて、全員の成績が限りなく下がってしまうこと。
・リッカート法は、ある文章に対して、はい・いいえ、などの2値的な回答を求める方法。(誤)2値的とは限らない
・SD法は、いくつかの形容詞対を用いてある対象への情緒的なイメージを評定する方法。 (正)
質問紙検査
GHQ・・・精神健康調査 (General Health Questionnaire)
MPI・・・パーソナリティ検査(Maudsley Personality Inventory)
POMS・・・気分尺度(Profile of Mood States)
SDS・・・抑うつ程度(Self Depression Scale)
最近接発達領域
最近接発達領域とは、子供が独力で問題解決できる水準と、自分より有能な仲間や大人との協働において問題解決できる水準との差のこと。ウィゴツキーが提唱した。
人物と業績の組み合わせが適切でないものはどれか?
①河合隼雄・・・ユング心理学の日本への導入と普及(正)
②成瀬悟策・・・”母性”をキーワードとした日本社会への分析(正)
③古澤平作(こざわへいさく)・・・阿闍世(あじゃせ)コンプレックスの提唱 (正)
④土井健郎・・・甘え理論(正)
⑤吉本伊信・・・内観法(誤)
人物と事柄の組み合わせで適切なものはどれか?
①Frankl, V.E.・・・ロゴセラピー(正)
②Batson,G.・・・認知行動療法(誤)
⇨ベイトソンは、ダブルバインドを提唱した。
③Mahler, M.S・・・ダブルバインド(誤)
⇨マーラーは、独自の発達段階を提唱した。
④Winnicott・・・ターミナルケア(誤)
⇨ウィニコットとなんの関係もない。
⑤Gendlin, E.T.・・・新フロイト派(誤)
⇨ジェンドリンは、フォーカシングの創始者。新フロイト派は、”自由からの逃走”を唱えたフロムや、”関与しながらの観察”を唱えたサリバンがいる。
学童期のASD児への支援のあり方として適切でないものはどれか?
①合併する可能性のある他の発達障害や精神障害に留意する。(正)
→ADHDとの併発や、不安障害など二次障害などがある。
②義務教育においては、通常学級での教育を受けられることを目指し、できる限り通常学級に在籍させる(誤)
→児童にとって過度なストレスになることもあるため、ケースバイケース。
③特性に応じた環境調整と個別支援を行い、不登校や問題行動などの二次障害を予防することを重視する。(正)
④思春期や成人期以降を見通して、なるべく早期に支援を開始する(正)
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