※この記事は2018年に書いたものです。
以下は、心理系大学院受験の論述対策として、題目ごとに500文字程度にまとめたものです。
今回のテーマは、「心理アセスメントで使用される投影法について」です。
心理アセスメントで使用される投影法について
ロールシャッハテストは、インクを落として作った左右対称の図版をみてもらい、それが何に見えるか、どのように見えるかを自由に反応してもらう投影法人格検査の1つ。結果の解釈には包括システムや片口法が用いられる。(102)
TATは、マレーとモーガンにより開発された。具体的には、1枚の絵から物語を作ってもらう。物語の分析を通して、被検査者のパーソナリティを明らかにしようとする。TATの解釈は、欲求・圧力理論に基づいている。(101)
PFスタディは、ローゼンツァイクが、自らのフラストレーション耐性理論に基づいて開発した投影法の1つ。欲求不満場面が描かれた1枚の漫画のような絵の吹き出しに、自由にセリフを書き込んでもらい、それを分析する。(102)
SCTは、文章完成法の略称で不完全な文章が提示され、その文章の続きを完成させる検査法。被検査者が書いた文章は、意識レベルと無意識レベルの中間、つまり、前意識レベルの投影であると考えられている。(96)
ソンディテストは、ソンディが、開発した投影法。1930年代までのヨーロッパ人の精神障害者や犯罪者の顔写真48枚を見せて好きな顔写真と嫌いな写真を選んでもらい、被験者の衝動や葛藤を診断する。(94)
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以下のテーマについてそれぞれ500文字程度でまとめてます。
- 診断とアセスメントの異同について
- インテーク面接について
- 疾病性と事例性の比較について
- テスト・バッテリーについて
- 心理検査の実施・解釈・フィードバックについて
- 心理検査を行う上での注意点について
- 心理検査のフィードバックについて
- ビネー式とウェクスラー式知能検査の比較について
- 心理テストにおける、質問紙法・投影法・作業検査法の比較について
- 心理アセスメントで使用される質問紙法について
- 心理アセスメントで使用される描画法5つについて
- 発達障害のアセスメントについて
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