※この記事は2018年に書いたものです。
以下は、心理系大学院受験の論述対策として、題目ごとに500文字程度にまとめたものです。
今回のテーマは、「心理アセスメントで使用される描画法について」です。
心理アセスメントで使用される描画法について
※5つの代表的な描画法についてそれぞれ100文字程度で説明してます。
人物画テストは、人物像を描いてもらい、被験者の発達の程度や性格特性を測る描画法。代表的なものに、日本で標準化されているのはDAMであり、「人をひとり描いてください」と教示し、男性像のみを採点の対象とする。(102)
バウムテストは、コッホにより開発された投影法。A4用紙に「実のなる木を1本描いてください」という教示のもとに行われる。1本の木をその人の自己像とみなし、大きさ、形、バランスなどから被検査者の特徴を推測する。(103)
HTPテストは、バックにより開発されたテストで、家と木と人を描いてもらい、性格特性を捉えようとする。家には家庭環境が、木には無意識的な自己像が、人には現実的な自己像がそれぞれ反映されやすい。(94)
風景構成法とは、1枚の紙に風景を描いてもらう芸術療法の1つであり、中井久夫によって開発され、のちに投影法としても用いられる様になった。投影法の中でも描画者の自由度が高く、解釈が標準化されていないのが特徴。(102)
動的家族画法は、バーンズとカウフマンが開発した描画法の1つ。被検査者に家族が何かしているところを描いてもらう。家族画には、個人の性格のみならず、家族間の関係性や対人関係の態度が投影されると考える。(98)
臨床心理査定に関する他の論述対策はこちら
以下のテーマについてそれぞれ500文字程度でまとめてます。
- 診断とアセスメントの異同について
- インテーク面接について
- 疾病性と事例性の比較について
- テスト・バッテリーについて
- 心理検査の実施・解釈・フィードバックについて
- 心理検査を行う上での注意点について
- 心理検査のフィードバックについて
- ビネー式とウェクスラー式知能検査の比較について
- 心理テストにおける、質問紙法・投影法・作業検査法の比較について
- 心理アセスメントで使用される質問紙法について
- 心理アセスメントで使用される投影法について
- 発達障害のアセスメントについて
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