【論述対策・500文字】ビネー式知能検査とウェクスラー式知能検査の比較

大学院受験

※この記事は2018年に書いたものです。

以下は、心理系大学院受験の論述対策として、題目ごとに500文字程度にまとめたものです。

今回のテーマは、「ビネー式知能検査とウェクスラー式知能検査の比較」です。

ビネー式知能検査とウェクスラー式知能検査の比較(509)

 ビネー式知能検査は、知的障害児の早期発見を目的に作成された検査であり、子供の知的能力の発達の程度の把握を目指す。

 例えば、初等教育開始時点で、精神年齢が3歳の子供は他の子供たちの勉強についていけない可能性が高く、特殊教育を考慮する必要がある。そのような、教育場面における子供の発達特性の理解を目指す発達検査としての性質を重視して作成されたのが、ビネー式知能検査である。

 含まれる課題は多岐に渡るが、その種類別の集計などは意図しておらず、単一の指標として精神年齢が測定される。このように、知能は一因子であると考える事から、概観的知能検査と呼ばれる。

 一方、ウェスクラー式知能検査は、精神障害や発達障害の診断を目的として作成された検査である。この検査では、知能を複数の能力の集合からなる総合的能力だと考える。そのため、言語理解・知能推理・ワーキングメモリ・処理速度といった、複数の種類の検査を通じ、知的能力の偏りを把握する事ができる。この時、ディスクレパンシーが生じると、知能発達や精神機能に何らかの異常が生じている可能性がある。このように、知能は多因子の複合と考える事から、診断的知能検査と呼ばれる。

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以下のテーマについてそれぞれ500文字程度でまとめてます。

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