【論述対策・500文字】テストバッテリーについて

大学院受験

※この記事は2018年に書いたものです。

以下は、心理系大学院受験の論述対策として、題目ごとに500文字程度にまとめたものです。

今回のテーマは、「テストバッテリーについて」です。

テストバッテリー(503文字)

 テストバッテリーとは、複数の検査を組み合わせて用いることを言う。臨床心理査定において、心理検査は、クライエントの性格や行動など、パーソナリティの理解を目的とする。しかし、1つの心理検査で捉えられるパーソナリティは限定的であり、また、各検査法には固有の欠点があるため、これらを補完するために、テストバッテリーが推奨される。

 投影法検査は、パーソナリティを無意識レベルで評価できるとされ、心理的な問題を深層から明らかにする際に有効である。一方、検査結果の解釈に検査者の主観が入りやすいため、判定の正確さに疑問が残るといった欠点がある。そこで、投影法実施の際には、質問紙法検査とのバッテリーを組むことがある。

 質問紙法検査は、意識レベルの行動や性格特性を評価するため、クライエントの深い理解には物足りず、回答の歪みも生じやすい。一方で、結果の判定が客観的に行われ、統計的な分析が可能であるため、投影法の欠点を補うことができる。

 この様に、検査を組み合わせると、クライエントを多角的に判断できる様になるが、その反面、クライエントの負担も大きくなる。そのため、テストバッテリーは3種類程度までにするなどの注意が必要である。

臨床心理査定に関する他の論述対策はこちら

以下のテーマについてそれぞれ500文字程度でまとめてます。

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