※この記事は2018年に書いたものです。
以下は、心理系大学院受験の論述対策として、題目ごとに500文字程度にまとめたものです。
今回のテーマは、「発達障がいへのアセスメントについて」です。
発達障害が疑われる場合のアセスメントについて(493)
発達障害を持つことが疑われるクライエントにアセスメントを行う場合、実施時に自分がどのレベルのアセスメントをしているのかを意識しておくことが重要である。
というのも、何らかの障害や、問題を抱えている可能性がある児童を発見するためのアプローチをスクリーニングというが、スクリーニングには、1次スクリーニングと2次スクリーニングの2つがある。今回のように、発達障害の疑いがあるクライエントにアセスメントを行う場合、2次スクリーニングが用いられる。
なぜなら、2次スクリーニングとは、発達障害のリスクの高い群を対象に作成されたもので、1次スクリーニングで発達障害の特徴があると判断されたケースや、療育・医療・福祉機関などにすでにかかっている、リスクの高いケースを対象に、ASD、ADHD、LDなどの方向付けをするためのアセスメントということになるからだ。
スクリーニングの方法としては、特定の障害に特化した質問紙、親への面接、本人の行動の直接観察などが挙げられる。スクリーニングは、その目的に応じて、対象年齢や使われる方法、調べられる内容も異なるため、支援に役立つように適切なツールを選ぶことが重要である。
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以下のテーマについてそれぞれ500文字程度でまとめてます。
- 診断とアセスメントの異同について
- インテーク面接について
- 疾病性と事例性の比較について
- テスト・バッテリーについて
- 心理検査の実施・解釈・フィードバックについて
- 心理検査を行う上での注意点について
- 心理検査のフィードバックについて
- ビネー式とウェクスラー式知能検査の比較について
- 心理テストにおける、質問紙法・投影法・作業検査法の比較について
- 心理アセスメントで使用される質問紙法について
- 心理アセスメントで使用される投影法について
- 心理アセスメントで使用される描画法5つについて
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