この記事は、↓↓こちらのような疑問に答える記事になっています(^ω^)
- 行為者-観察者バイアスってなに?
- 具体的な例が知りたい!
- 他のバイアスとの違いは?
結論~行為者ー観察者バイアスとは?~
結論から述べると、「行為者ー観察者バイアス」とは、「自分が失敗したときは周りのせいして、他人が失敗したときはその人のせいにする」傾向のことで、原因帰属バイアスの1つです。
同一事象の原因帰属において、行為者はより外的な原因帰属(事象の原因を行為者以外の環境や他者などに帰する)を行い、観察者はより内的な原因帰属を事象の原因を行為者に帰する)を行う傾向があるとする、いわゆる行為者ー観察者バイアスに関する研究は、Jones & Nisbett(1971)以後、数多く見られる
引用:いじめの対人認知より
※引用の具体的なページ番号などが知りたい方はこちら
この定義に沿っていうと
- 「自分=行為者」→周りのせいにする
- 「自分=観察者」→その人のせいにする
ということになります(^ω^)
具体例~自分=行為者の場合~
例えば、会社でAさんが遅刻してしまった時の状況をイメージしてみましょう。
Aさんは、こんなことをいってます。
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遅刻した理由を、「寒かったから」と説明していますね。
これが、「周りのせいにする」ということです。
ちなみに、このように、自分以外の何かのことを「外的要因」と言います。
外的要因には、「めざましがならなかった」「電車が遅れた」「母親がうるさかった」などが該当します。
具体例~観察者の場合~
では、先ほどの例を今度は、観察者としてみてみましょう。
Aさんが遅刻してしまった時の状況に対して、Bさんは、こんなことをいってます。
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Bさんは、Aさんが遅刻した理由を「だらしないから」と説明していますね。
これが、「その人のせいにする」ということです。
このように、性格とか行動とかその人自身に関することを「内的要因」といいます。
内的要因には、「やる気の問題だ」とか「準備不足だ」とか「育ちが悪い」などが該当します。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
行為者ー観察者バイアスの理解はすすんだでしょうか(^O^)/
最後に、今回の内容をまとめておわかれです。
- 行為者ー観察者バイアスとは、自分が行為者の時は、周りのせいにして、自分が観察者の時は、その人のせいにしがちな原因帰属バイアスの1つ。
- 例えば、自分が遅刻した(行為者)のときは「今朝は寒かったから」と自分以外の何かのせいにしがち。一方、自分が遅刻してる人をみてる(観察者)ときは、「お前がだらしないからだ」とその人のせいにしがち。
ということです。
それではまた(^^♪
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