【論述対策・500文字】カウンセリングの枠組みと治療構造について

大学院受験

※この記事は2018年に書いたものです。

以下は、心理系大学院受験の論述対策として、題目ごとに500文字程度にまとめたものです。

今回のテーマは、「カウンセリングの枠組みと治療構造」についてです。

カウンセリングの枠組みと治療構造について(514)

 カウンセリングに必要な枠組み、治療構造とは、カウンセラーとクライエントの間でかわされる約束事のことであり、クライエントに一定の制限を課すことである。具体的には、時間・場所・料金を決め、それ以外のカウンセリングは断る。基本的にはカウンセラーの変更にも応じない。また、相談じに攻撃行動や不法行為を行うことも慎んでもらう。これらの制限はインテーク面接時に説明し、インフォームド・コンセントを得ることで、カウンセラーとクライエントは治療契約を結んだ治療同盟となる。

 一般に、社会のルールは社会を守るために存在する。一方、カウンセリングの枠組みや制限はクライエントを守るために存在する。一定の時間、場所で、有料のカウンセリングを受けることにより、カウンセリングの場面は、日常から切り離された特別な場面となる。この特別な場面はクライエントのためだけに用意されており、一定の制限を守れば、そこでクライエントは何を言っても、どんな振る舞いをしても良い。つまり、クライエントは、枠組みによって守られた安心できる場面で、自由に自己表現をすることができる。そして、その表現をカウンセラーが受容することによって、カウンセリングは治療効果を発揮できるのである。

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以下のテーマについてそれぞれ500文字程度でまとめてます。

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