【論述対策・500文字】法則定立的研究と個性記述的研究の比較

大学院受験

※この記事は2018年に書いたものです。

以下は、心理系大学院受験の論述対策として、題目ごとに500文字程度にまとめたものです。

今回のテーマは、「法則定立的研究と個性記述的研究の比較」です。

法則定立的研究と個性記述的研究(479文字)

 法則定立的研究とは、人間の心や行動に関する普遍的で一般的な法則を導き出すことを目的とする研究のことである。ヴントのライプチヒ大学における心理学実験室の創設以来、心理学は哲学的な思想で人の心を語るのではなく、客観的なデータを収集し、それを明確な根拠として人の心に関する理論を構築する科学であることを目指してきた。そのため、法則定立的研究は近年まで心理学研究の中心であった。

 しかし、人間が生きる環境は複雑であり、発見された一般法則が常に現実生活に適するとは限らない。そのような法則定立的研究の欠点を補うために、特に発達心理学や臨床心理学の分野で注目が集まり始めた研究が個性記述的研究である。

個性記述的研究では、自然な現実場面で、時間の経過とともに変化する特定の個人をありのまま記述していくことを目的とする研究である。事例研究などがこの個性記述的研究に分類される。あくまで個人の記述であるため、得られた知見を一般化することは難しく、異なる事例同士の比較も単純にできないが、法則定立的研究で導かれるような一般法則では分からない個人の微細な側面を総合的に捉えることが可能である。

研究法に関するその他の論述対策はこちら

以下のテーマについてそれぞれ500文字程度でまとめてます。

尺度水準について

事例研究について

心理学研究における、4つのデータ収集法について

心理学研究における、質問紙法と面接法について

心理学研究法における、観察法と実験法について

心理統計における仮説検定について

心理検査の標準化について

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